ネイリストは国家資格ではないため、資格取得は必須ではありません。
しかし近年のジェルネイルブームや需要の高まりによってネイリストを目指す人も増加しています。
そんななかでライバルと差を付けたり、就職や自宅サロン開業にも有利でお客様からの信頼も得やすいので、やはり資格は取っておいた方がベストです!
また、資格を取得するという明確な目的があると、ネイルの勉強のモチベーションの維持がしやすく、合格すると自分の技術の証明にもなります。
<メリット>
・就職に有利
・お客様からの信頼が得やすい
・ネイル商材を扱う卸業者を利用できる
(私がすごくメリットだと感じています)
どんなネイル資格がある?資格取得にかかる費用は?
大きくは2種類あります。
1つはネイルケア~爪の修理技術や人口爪(アクリルスカルプチュア)の知識・技術を証明する資格
・JNEC(公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター) ネイリスト技能検定(3級、2級、1級)
受験料 3級・・・6600円
2級・・・8800円(3級に合格している者)
1級・・・11000円(2級に合格しているもの)
試験会場 札幌、仙台、東京、盛岡、大阪、福岡、名古屋、金沢、新潟、広島、高松、沖縄
試験日 各級、冬期(3月)、春期(6月)、夏期(7月)、秋期(10月)の年4回実施
・INA (NPO法人インターナショナルアソシエーション)
ネイルスペシャリスト検定(A級、SA級、PA/AA/AAA級)
受験料 A級 学科・実技10500円、どちらか一方7350円
SA級 学科・実技12000円、どちらか一方9000円
PA/AA/AAA級 学科・実技15750円、どちらか一方12600円
実技試験60点以上でPA級、70点以上でAA級、80点以上でAAA級合格
実技試験はいずれも80点以上で合格
上記の資格の違いは主催する団体が違うということです。
検定内容の技術、知識はものすごく大きな違いはなく、どちらを取得しても自分の技術の証明になりますのでどちらか一方を取得すればOKです。
メジャーな検定資格はJNECネイリスト技能検定です。国家資格ほどの権威はないものですが、ネイリスト技能検定を主催するJNEC(日本ネイリスト検定試験センター)は、厳正で厳格な審査の元に、公益財団法人としての認可も受けており、ネイリスト技能検定の資格は内閣総理大臣が認めたJNEC(日本ネイリスト検定試験センター)が認証する資格として、信頼のおける資格です。
また、多くのサロンの求人ではネイリスト技能検定の2級の資格が採用基準として設けられています。
こちらの資格の方がネイル業界では広く認知されており、対応しているスクールも多いので、資格取得を検討している方はスクールを選択する際に参考にしてください。
もう一つは
受験料 初級・・・9000円
中級・・・12000円
上級・・・15000円
試験会場 札幌、仙台、東京、浜松、大阪、広島、福岡
試験日 各級毎年6月、12月の年2回実施
最近のネイルサロンの施術はジェルネイルが大半を占めるのでジェルネイル検定も併せて取得しておくとより良いです。
また、ジェルネイル技能検定には、ネイリスト技能検定の階級によって検定の免除項目があります。
例えば、中級の場合ネイリスト技能検定の2級を取得している人は、実技試験第一課題のネイルケアは免除されるというような制度があるので、双方の試験を順序良く受験していくことで、ネイリスト技能検定とジェルネイル技能検定の2種類の資格を効率よく取得することが出来ます。
自宅サロンや開業を予定している方はネイルサロン衛星管理士の資格も必須です。
何級を目指せばいい?
就職や自宅サロン開業を目指しているなら、JNECネイリスト技能検定2級とJNAジェルネイル検定中級をまずは目指すといいです。
なぜなら、先ほども述べたように、多くのサロンではネイリスト技能検定2級を採用基準にしているところが多く、さらにジェルネイル技能検定も中級以上取得していることで就職先にも技術の証明としてアピールすることが出来るからです。
これらの資格を取得することで、サロンワークに必要な技術、知識を漏れなく無駄なく身につくようになりますので、これからネイルを勉強したいと思っている方には是非資格を取得することをオススメいたします。